解体工事会社のホームページに問い合わせが来ない理由実際に直した3つのこと

この記事でわかること
- 施主がホームページで探しているもの
- 問い合わせが増えるきっかけになったのは、施工実績・お客様の声・費用と工期の公開だったこと
- 県名と「解体工事」で上位に入ると、どのくらい見られるようになるか
- 1件の施工実績に何を書くか
- 想定読者
- ホームページはあるが問い合わせが来ない、またはこれから作る解体工事会社の経営者
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- 約4分
「ホームページはあるのに、問い合わせが来ない」というのは、解体工事会社の方からよく聞く相談です。私は株式会社Retonaの代表で、中小企業診断士です。以前、経営に関わっていた解体工事会社では、それ以前の問題で、ホームページそのものがありませんでした。
この記事では、ゼロから作り、施工実績を毎月1件ずつ載せ続けて、県名と「解体工事」の検索で3位以内に入るまでに何を載せたかと、その中で問い合わせが増えるきっかけになったものを書きます。
施主は、何を見て問い合わせるか
施主にとって、解体工事は一生に何度もある工事ではありません。何にいくらかかるのか、どのくらいの期間がかかるのか、近所に迷惑がかからないかなど、分からないことだらけの状態で検索して会社を探しています。
その人がホームページを開いたとき、知りたいのは会社の立派さではありません。知りたいのは、自分の家と似た建物を、この会社はいくらで、どのくらいの期間で壊したのか、頼んだ人はどう感じたのかです。それが分かれば、問い合わせる理由ができます。
逆に言えば、会社概要と「お気軽にご相談ください」だけのホームページでは、施主は問い合わせる理由を見つけられません。私が見てきた中でも、問い合わせが来ないホームページはここで止まっていることがほとんどでした。
問い合わせが増えるきっかけになった3つのこと
その会社のホームページで、問い合わせにつながったのは次の3つでした。
| 載せたもの | 施主にとっての意味 |
|---|---|
| 施工実績 | 自分の家と似た建物を、この会社が実際に壊してきたことが分かる |
| お客様の声 | 頼んだ人がどう感じたかが分かる。近所への配慮や対応の丁寧さが伝わる |
| 費用と工期 | いくらかかり、どのくらいの期間がかかったかの目安になる |
どれも、特別な技術が要るものではありません。現場が終わったあとに、写真と数字と一言をまとめるだけです。
費用と工期を出す
3つの中で、多くの解体工事会社がためらうのが、費用と工期の公開です。「金額を出すと値切られる」「現場ごとに違うので出せない」という声もよく聞きます。
それでも、私は出したほうがよいと考えています。施主が一番知りたいのは金額で、それがどこにも書いていないホームページは、それだけで候補から外れます。金額は「この現場ではこのくらいだった」という実例として載せれば十分です。構造や面積、立地の条件と一緒に載せれば、現場ごとに違うことも施主に伝わります。
お客様の声をもらう
お客様の声は、工事が終わった直後、引き渡しのときにお願いするのがもらいやすいタイミングです。名前は「〇〇市・40代の方」のように伏せて載せる形にすれば、施主も応じやすくなります。
1件の施工実績に書くこと
1件の施工実績には、次の項目を書くことをおすすめします。
| 項目 | 書く内容の例 |
|---|---|
| 地域 | 市区町村まで |
| 建物 | 木造2階建て、延床100㎡ など |
| 工期 | 解体から整地まで何日か |
| 費用 | 実際の金額、または費用の幅 |
| 写真 | 着工前と完工後。できれば作業中も |
| 工事のポイント | 狭い道路での搬出、隣家との距離、残置物の量など、その現場で工夫したこと |
| お客様の声 | 一言でよい |
地域と建物の条件を書くことには、もう一つ意味があります。「〇〇市 木造 解体」のように、施主が実際に検索する言葉とページの中身が一致しやすくなり、検索で見つけてもらいやすくなります。
上位に入ると、どのくらい見られるか
県名と「解体工事」の検索で上位に入れるようになると、ホームページは月に延べ3,000回以上見られるようになりました。その中から、民間の施主の直接の依頼が月に3件ほど入るようになっています。
この数字は、ホームページを作ってすぐに出たものではありません。毎月1件の実績を地道に積み上げた結果です。途中でやめずに続けたことが、一番の違いだったと思います。
ホームページを見直すときの確認項目
すでにホームページがある会社は、施主の目で次の点を見直すと、直す場所が見えてきます。
- 施工実績が載っているか、最後に更新したのはいつか
- 実績に、費用と工期が書いてあるか
- お客様の声が載っているか
- スマートフォンで見て、電話や問い合わせのボタンがすぐに見つかるか
- 自社が仕事を受ける地域の名前が、ページの中に書いてあるか
一つでも抜けていれば、そこから直すのが近道です。全部を一度に直す必要はありません。次の現場が終わったら、その1件を載せることから始められます。
中小の解体工事会社が直接受注を増やす全体の順番は、解体工事会社が施主から直接受注するには|下請け中心から抜け出す順番で書いています。
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